先日、樹木希林さんの著書が100万部を達成したというニュースを観ました。
このニュースには、なんだか嬉しくなりましたね。
私はいつも話題の本はあまり手を取らないのですが、ついついこの樹木希林さんの著書「一切なりゆき ~樹木希林のことば~」は、本屋さんで手に取ってしまいました。
なんというか、言葉が他の人よりも重みがあって、心にすっと溶けていくんですよね。
これはとても不思議な感覚です。
樹木希林さんが出演した映画「あん」をかなり前に観たことがあるのですが、希林さんじゃなければ、あの役は演じられなかったんだろうなと思ってしまいます。
セリフなんですけど、まるで本当に希林さんが思って発しているような感覚になります。
希林さんが、以前NHKの番組で古美術について語っている姿も見たことがありますが、独特の感性を持っていて、その番組がかなり面白かったんですよね。
見ているところが普通の人とちょっと違う視点でみているところが面白いです。
この本にも、希林さん独自の目線での言葉がたくさん詰まっているように思います。
そういうものに触れられて、少しうれしい気持ちと、もうこの世にはいらっしゃらないんだなと少しさびしい気持ちになります。
でも、こうして本や、映画、ドラマ作品などで希林さんと再び会えるということはうれしいです。
では、これからじっくりと本を読みたいと思います。